ソ連革命の父、レーニン。彼はかつてこんな予言をしました。「金は資本主義体制下でこそ必要不可欠だが社会主義の世では不要なものになる。金は公衆便所の壁と床だけを覆うために使われる・・・」
ところが、資本主義の国日本で本当に壁を金張りにした便所が現れました。平成4年、バブル崩壊に苦しみ、業績の回復を願った地方の仏壇屋さんが作ったものです。
しかも、伊豆では金の風呂を設けたホテルもあります。
もっとも、旧ソ連は金の便所を作ったことはないでしょう。金の採取には大変な力を注いだが、採取した金はもっぱら外貨の代用として穀物などの輸入に当てていました。レーニンの後継者スターリンは懸賞付きで金の採掘を行わせたが、それでも生産が上がらなかったため、最終的には強制収容所を各地に作り、金を採掘させていました。
ソ連は崩壊してしまったが、当時金はほとんど保有していませんでした。それは穀物の輸入が多かったため、もはや金の便所を作る望みは全くなくなっていたのです。
現在も、ロシアは金の採掘を活発に行っている。もしレーニンが生きていて、日本の金張りの便所を見たならばなんと言うでしょう。
もしかすると出る言葉もなく、あの大きな目を白黒させて驚くかもしれないですね。