39話 最初のギザギザ金貨

2023-11-01

 

世界最古のリデュアの金貨は金の板にハンマーを打ち下ろして作っていました。

「ハンマーによる打刻」という方法です。しかし17世紀になると鋳造方法に変わりました。

 

1661年、イングランド王チャールズ二世は「枢密院令」を出して、「ハンマーではなく機械を使って貨幣を造れ」と命じました。

 

実はこれは「金貨の削り」を防ごうとした面もありました。ハンマーで打って作った金貨は周りが滑らかでした。そこで、その縁を少し削ることで金を得ようとする者が後を絶ちませんでした。

 

馬を動力にした機械式の打刻金貨を造ろうとしたイーロイ・メストレルという男が行いましたが失敗し、「通貨偽造罪」で処刑されています。

 

その後、パリ造幣局の主任彫刻師だったブリオという男が金貨の回りにギザギザをつければ、金貨の削りを防げると考えました。

 

これは当初フランスの職人による反対で採用されませんでしたが、1645年に採用。

さらに、イングランドでもチャールズ二世が法令を出して完全な機械金貨を造らせました。

 

これがその後の世界に広がった「ギニー金貨」だそうです。

アーカイブ
15話 レーニンの予言

2023-04-05

金の小話 11話-20話

3月の値段当てチャレンジ

2023-04-04

お知らせ 金の値段当て

14話 金印紫綬 

2023-03-29

金の小話 11話-20話

13話 ニュートンの法則

2023-03-22

金の小話 11話-20話

≪免責事項≫

*提供される情報はサンワード証券株式会社(以下弊社)が信頼できると判断した情報源をもとに弊社が作成・表示したものですが、その内容及び情報の正確性、完全性、適時性について、弊社は保証を行なっておらず、また、いかなる責任を持つものでもありません。
*弊社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものであり、投資その他の行動を勧誘するものではありません。
*掲載される株式、債券、為替および商品等金融商品は、企業の活動内容、経済政策や世界情勢などの影響により、その価値を増大または減少することもあり、価値を失う場合があります。この情報に基づいて投資を行った結果、お客様に何らかの損害が発生した場合でも、弊社は、理由のいかんを問わず、責任を負いません。
*投資対象および銘柄の選択、売買価格、掲載内容の判断及び同内容に基づく解釈、契約締結等については、などの投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようにお願いします。

※商品関連市場デリバティブ取引・商品デリバティブ取引及び取引所為替証拠金取引(くりっく365)に関する重要事項についてはこちら(https://www.sunward-t.co.jp/policy/index.html)をご覧ください。