世界最大の産金国だった南アフリカ。まったくの偶然により金が発見されました。
1886年2月、南アフリカのヨハネスバーグ近くでジョージ・ハリソンという男が農場主の未亡人の家を建てようと土を掘っていた時のことです。農場に露頭した変わった色の鉱脈を見つけました。ハリソンはオーストラリアで金を掘っていたことがあり、「この岩を粉砕すれば金が採れる」と見抜いたそうです。
これが、「世界一の金生産国、南アフリカ」の誕生となりました。
この鉱脈は少し地上に出ているだけで、あとは約25度の角度で地下にありました。
しかも深くなるほど鉱脈が広がり、現在も採掘は5,000~6,000メートルという驚くべき深さで行われているそうです。それだけに、この偶然の発見がなかったらこの大鉱脈はまだ
地下深く眠っていたかもしれませんね。