49話 鼠小僧

2024-04-09

「大名や大商人から小判を奪っては貧乏人にばらまく」

 義賊としてその名も高い鼠小僧は一体、どの程度の大判小判を奪ったのだろうか。

1997年、その被害者リストが石川県の旧家から発見されました。

 

 それによると、被害にあった大名は41家、被害総額は2,100両ほどだったといいます。当時の1両はどの程度の価値があったか分からないですが「1両盗めば首が飛ぶ」ともいわれていたので、相当なものだったことは間違いありません。

 

最も被害が多かったのは岐阜大垣藩でおよそ400両、2番目は白河の安部家でおよそ180両となっていますが、「1,000両箱が盗まれた」といった例はありません。

どうやら千両箱を盗むのは映画の中だけの話のようですね。

 

 もっとも鼠小僧が盗んだ額については他にも説があり、「99家、3,100両」ともいわれています。中には佐賀、鍋島藩のように5回も入られた大名もいたそうです。

 

いずれにせよ、盗んだのは事実としてもそれをばらまいたという記録はありません。

アーカイブ
植物を利用した金の採掘

2021-03-30

金の鯱に使われた金貨は何枚??

2021-03-22

日本を救った金先物取引

2021-03-16

金が最初に発掘されたのはカルフォルニアではなかった!?!

2021-03-05

≪免責事項≫

*提供される情報はサンワード証券株式会社(以下弊社)が信頼できると判断した情報源をもとに弊社が作成・表示したものですが、その内容及び情報の正確性、完全性、適時性について、弊社は保証を行なっておらず、また、いかなる責任を持つものでもありません。
*弊社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものであり、投資その他の行動を勧誘するものではありません。
*掲載される株式、債券、為替および商品等金融商品は、企業の活動内容、経済政策や世界情勢などの影響により、その価値を増大または減少することもあり、価値を失う場合があります。この情報に基づいて投資を行った結果、お客様に何らかの損害が発生した場合でも、弊社は、理由のいかんを問わず、責任を負いません。
*投資対象および銘柄の選択、売買価格、掲載内容の判断及び同内容に基づく解釈、契約締結等については、などの投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようにお願いします。

※商品関連市場デリバティブ取引・商品デリバティブ取引及び取引所為替証拠金取引(くりっく365)に関する重要事項についてはこちら(https://www.sunward-t.co.jp/policy/index.html)をご覧ください。