107話 黄金の7人

2025-02-12

 「スイス銀行の地下に眠る金塊を奪おう」―こんなテーマの映画がある。それが『黄金の7人』。である。1965年に製作されたが、黄金をモチーフにした映画の極め付きともいえる。 
 ハリウッド映画では強盗ではなく、専門家を集めてプロジェクトを遂行するという映画が多いが、これも同じパターン。筋書きはごく簡単だ。知略に富む教授アルベールが中心になって道路の下から地下金庫に穴を掘って金塊を奪おうとする。その愛人がロッサナ・ポデスタ。映画『トロイのヘレン』でヘレン役を演じた女優だが、「傾国の美女」とはこういう女性を指すのではないかと思われる妖艶さだ。金塊の奪取には成功、7トンも手に入れるが、最後は仲間割れで「結局、手に入らない」という、この手の映画のお定まりな結果になっている。
 この『黄金の7人』は大ヒットし、シリーズ化された。2作目が「続黄金の7人」。スケールの大きさといったらこれが一番だろう。物語はカリブ海の小国にソ連が大量の金塊を送り込み、中南米の革命資金としようとする。それをおなじみの7人が横から奪い取るというものだが、これまた、仲間割れしてとん挫する。
 この時、ソ連の送付した金塊はなんと7,000トン。ただ、当時、ソ連はそんなに大量の金を持っていなかった。3作目は偽造紙幣を印刷しようというもの。印刷された紙幣は山と出てくるが、黄金の輝きはない。
 

アーカイブ
15話 レーニンの予言

2023-04-05

金の小話 11話-20話

3月の値段当てチャレンジ

2023-04-04

お知らせ 金の値段当て

14話 金印紫綬 

2023-03-29

金の小話 11話-20話

13話 ニュートンの法則

2023-03-22

金の小話 11話-20話

≪免責事項≫

*提供される情報はサンワード証券株式会社(以下弊社)が信頼できると判断した情報源をもとに弊社が作成・表示したものですが、その内容及び情報の正確性、完全性、適時性について、弊社は保証を行なっておらず、また、いかなる責任を持つものでもありません。
*弊社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものであり、投資その他の行動を勧誘するものではありません。
*掲載される株式、債券、為替および商品等金融商品は、企業の活動内容、経済政策や世界情勢などの影響により、その価値を増大または減少することもあり、価値を失う場合があります。この情報に基づいて投資を行った結果、お客様に何らかの損害が発生した場合でも、弊社は、理由のいかんを問わず、責任を負いません。
*投資対象および銘柄の選択、売買価格、掲載内容の判断及び同内容に基づく解釈、契約締結等については、などの投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようにお願いします。

※商品関連市場デリバティブ取引・商品デリバティブ取引及び取引所為替証拠金取引(くりっく365)に関する重要事項についてはこちら(https://www.sunward-t.co.jp/policy/index.html)をご覧ください。