体の技能を競うオリンピック、パラリンピックがあれば、生産の技術を競うオリオンピックもある。国際技能競技協議会が行っている大会で、一般には「国際技能オリンピック」と呼ばれている。
1947年にスペインで国内向けに始まったが、その後、ポルトガルが参加、1950年から国際大会になった。約2年に1回、各国持ち回りで開催。優勝者には金メダルが贈られている。最初は職業訓練を目的にしていたが、その後、技能を国ごとに競う大会になった。
日本は1962年に初参加し、その後、日本でも3回行われた。最初は1970年に東京で、2回目は1985年に大阪で開催。一番最近は2007年11月14日から21日に沼津で行われた。この時の正式種目は38だった。
課題は時計修理、旋盤、板金など各種の品目。20時間以内に完成させる。この時の金メダルは富士山と五重の塔が描かれている。沼津らしいというか、日本らしいというか。
日本は参加当時、多くの部門で金メダルを獲得「技術大国」の名ほしいままにしてきた。しかし、最近は韓国、中国などの後塵を拝するようになった。2019年にロシアのカザンで行われた時は45種目あったが、日本の得た金メダルはわずかに2。テレビではよく「職人芸」が紹介されるが、韓国などは優勝者に勲章を贈るなど、国家をあげて支援している。日本も国の対応が求められるのではないか。