37話 植物を使って金を探査

2023-10-18

 

金鉱脈の探査にはいろいろありますが、ちょっと毛色の変わった方法をご紹介します。それは植物を使う方法です。これは「植物が土中の金を貯える性質がある」ことに着目しました。1990年代に国が行った「浮遊微量貴金属探査技術開発」というプロジェクトで発見されたそうです。

 

もし、土中に多くの金が含まれていれば、その上に生えている植物はそれを吸い上げて貯えます。そこで、植物を集めて分析すれば金があるかどうかがわかるという方法。

しかも、それに人工衛星による探査を組み合わせれば、精度がぐんと向上するそうです。

 

なぜ植物に金が含まれるのか、その理由は未だはっきりしていません。

しかし、金は白金などに比べ融点が低いので、「地熱などが高いと金が地中から溶け出し、それが栄養分と一緒に植物に取り込まれるのでは??」ともいわれています。

 

実際に金鉱山跡の植物には金が多く含まれていると言われています。

ただ、すべての植物が金を取り込むのではなく、植物により差がありマンサク・カエデに金が多く含まれることが分かりました。

 

もっとも、葉に含まれる金はごく微量。

葉を集めて金を抽出しても、採算は合わないそうです。

アーカイブ
51話 金王朝の黄金

2024-04-24

金の小話 51話‐60話

50話 美人の代名詞、金蓮歩

2024-04-17

金の小話 41話‐50話

49話 鼠小僧

2024-04-09

金の小話 41話‐50話

48話 イギリスの金貨判定

2024-03-20

金の小話 41話‐50話

≪免責事項≫

*提供される情報はサンワード貿易株式会社(以下弊社)が信頼できると判断した情報源をもとに弊社が作成・表示したものですが、その内容及び情報の正確性、完全性、適時性について、弊社は保証を行なっておらず、また、いかなる責任を持つものでもありません。
*弊社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものであり、投資その他の行動を勧誘するものではありません。
*掲載される株式、債券、為替および商品等金融商品は、企業の活動内容、経済政策や世界情勢などの影響により、その価値を増大または減少することもあり、価値を失う場合があります。この情報に基づいて投資を行った結果、お客様に何らかの損害が発生した場合でも、弊社は、理由のいかんを問わず、責任を負いません。
*投資対象および銘柄の選択、売買価格、掲載内容の判断及び同内容に基づく解釈、契約締結等については、などの投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようにお願いします。

※商品関連市場デリバティブ取引・商品デリバティブ取引及び取引所為替証拠金取引(くりっく365)に関する重要事項についてはこちら(https://www.sunward-t.co.jp/policy/index.html)をご覧ください。