38話 アンコール王朝の黄金

2023-10-25

 

12~13世紀、カンボジアに黄金に彩られ、大いなる繁栄を謳歌した国がありました。

その名はアンコール王朝。首都はいまアンコールトムがある場所で、人口は約100万人。緑の大平原の中に広がり、「首都の地域は今の東京より大きかった」ともいわれています。

 この王朝では、王は外出する時、座席を黄金で飾った像に乗り、黄金の太刀を持っており後宮には多くの美女を擁し、いずれも金で装飾した豪華な衣装をまとっていたと言われています。

 

中国の書『真鑞風土記』はカンボジアの都アンコールトムについて「金の橋、金の塔がある黄金の都」とも記しています。それほどに豊かな都だったのでしょう。

 

しかし、現在のカンボジアではほとんど金が採れません。古来、金は川底から採れた砂金が主でした。そこで、メコン川と支流のカン・ウーの両川から採れた金が多かったのではないのでしょうか。また、交易が盛んだったので農産物を輸出して、海外から金を取り寄せたこともあったかもしれませんね。

アーカイブ
55話 オリンピックの金メダル

2024-07-03

金の小話 51話‐60話

54話 チャーチルとケインズの金戦争

2024-06-26

金の小話 51話‐60話

53話 黒死病で教会に金が山積み

2024-06-19

金の小話 51話‐60話

52話 江戸時代、金先物相場が出現

2024-06-12

金の小話 51話‐60話

≪免責事項≫

*提供される情報はサンワード証券株式会社(以下弊社)が信頼できると判断した情報源をもとに弊社が作成・表示したものですが、その内容及び情報の正確性、完全性、適時性について、弊社は保証を行なっておらず、また、いかなる責任を持つものでもありません。
*弊社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものであり、投資その他の行動を勧誘するものではありません。
*掲載される株式、債券、為替および商品等金融商品は、企業の活動内容、経済政策や世界情勢などの影響により、その価値を増大または減少することもあり、価値を失う場合があります。この情報に基づいて投資を行った結果、お客様に何らかの損害が発生した場合でも、弊社は、理由のいかんを問わず、責任を負いません。
*投資対象および銘柄の選択、売買価格、掲載内容の判断及び同内容に基づく解釈、契約締結等については、などの投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようにお願いします。

※商品関連市場デリバティブ取引・商品デリバティブ取引及び取引所為替証拠金取引(くりっく365)に関する重要事項についてはこちら(https://www.sunward-t.co.jp/policy/index.html)をご覧ください。