55話 オリンピックの金メダル

2024-07-03

 

オリンピックの優勝者に送られる金メダル。これには国際オリンピック委員会で大きさ、素材などが決められています。

メダルの大きさは7~12センチ、厚さは0.3~1センチ、重さは0.5~0.8キログラム。形は原則として丸型となっています。

 素材についても決められているのですが、実は金メダルといってもすべて金で作られているわけではないのです。第12回ストックホルム大会までは金で造られていましたが、それ以降は「銀を土台にその周りに金張りする」ことになりました。それも銀の純度は1,000分の925、この時に使う金は6グラム以上と定められています。しかも、夏季オリンピックの際はギリシャ神話の勝利の女神「ニーケ」を描くことになっています。

 もっとも冬季オリンピックにおいて、この原則は守られていません。フランスのアルベールビル冬季オリンピックの際にはガラスを土台にしていました。いかにもフランスらしいデザインですが、表面も金は一部しか使われていません。

長野オリンピックの時は直径8センチ、厚さや約1センチ、重さは約250グラムでした。しかも表面は純金ではなく、漆工芸と七宝焼きを織り交ぜていました。もっとも、日本オリンピック委員会では「日本は完全にオリンピック憲章に則っている」と言っているのですが。ただ、日本の金メダルは芸術性が高く、金製よりはるかに価値があったのではないでしょうか。

アーカイブ
どこでできた最古の金貨

2023-02-22

金の小話 1話-10話

金発見で元号変更

2023-02-15

金の小話 1話-10話

7話:クレオパトラと黄金

2023-02-01

金の小話 1話-10話

6 最古の黄金文明

2023-01-25

金の小話 1話-10話

≪免責事項≫

*提供される情報はサンワード証券株式会社(以下弊社)が信頼できると判断した情報源をもとに弊社が作成・表示したものですが、その内容及び情報の正確性、完全性、適時性について、弊社は保証を行なっておらず、また、いかなる責任を持つものでもありません。
*弊社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものであり、投資その他の行動を勧誘するものではありません。
*掲載される株式、債券、為替および商品等金融商品は、企業の活動内容、経済政策や世界情勢などの影響により、その価値を増大または減少することもあり、価値を失う場合があります。この情報に基づいて投資を行った結果、お客様に何らかの損害が発生した場合でも、弊社は、理由のいかんを問わず、責任を負いません。
*投資対象および銘柄の選択、売買価格、掲載内容の判断及び同内容に基づく解釈、契約締結等については、などの投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようにお願いします。

※商品関連市場デリバティブ取引・商品デリバティブ取引及び取引所為替証拠金取引(くりっく365)に関する重要事項についてはこちら(https://www.sunward-t.co.jp/policy/index.html)をご覧ください。