失われたマルクの記念金貨

2021-06-17

皆さんこんにちは、

本日は、金貨≫についての小話になります。

 

 

注目する金貨はマルクの記念金貨≫です。

 

実は・・・。とても希少価値のある通貨なのです。

ドイツでは戦後初の金貨とされていました。

 

また、希少な理由としては、2001年7月26日、ドイツはマルク記念金貨を発売したのですが、

2002年にユーロ通貨が導入されるため、ドイツマルクの硬貨と紙幣は2002年に市場から

回収されましたが、ユーロへの交換はドイツ連邦銀行によって永久保証されています。

 

貴重な記念金貨として作られたとされています。

 

 

この金貨は2001年に流通していた通貨と同じデザインですが、

銘刻はドイツ連邦共和国ではなくドイツ連邦銀行となっています。

 

 

発行枚数は100万枚。

 

 

これをドイツにある5つの造幣局が20万枚ずつ鋳造、

金貨には各造幣局のミントマークが刻印されています。

 

 重さは12グラムで品位は99.9%。直径は23ミリグラムで表に1ドイツマルク、

裏に鷲と「ドイチェブンデスバンク」の刻印があります。

ちなみに、鷲はかつてのドイツ帝国のマークとされていました。

 

 

発売当時の日本円価格としては、13万3000円、

五造幣局の分を集めた5枚だと16万5000円でした。

 

現在の価格は、ピンキリの値段ですが、

7万円から10万円で取引されているそうです。

 

また、当時のフランクフルトでは、発売開始30分でなくなり、

プレミアムがつくほど人気だったそうです。

 

金の価格は当時、1グラム約1800円。現在の金価格は

当時より大幅に高くなっており「金貨は長く持て」という格言通りの展開になっていますね。

 

ユーロがなくならない限り、マルク金貨は復興しない。

その意味も含めて、歴史的に高い価値の金貨かもしれませんね。

 

 

 

 

関連記事≫

 

世界最大の金貨「モハ金貨」

金の小話 | サンワード貿易株式会社 ss.sunward-t.jp

 

古代最古の金貨

金の小話 | サンワード貿易株式会社 ss.sunward-t.jp

 

金の小話の紹介

金の小話 | サンワード貿易株式会社 ss.sunward-t.jp

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

次回もお楽しみに!!

 

 

 

 

 

 

アーカイブ
47話 東京オリンピック記念メダル

2024-03-13

金の小話 41話‐50話

46話 デラックスの語源

2024-03-05

金の小話 41話‐50話

45話 ロマノフ王朝の金塊

2024-02-28

金の小話 41話‐50話

44話 金のしゃちほこ

2024-02-06

金の小話 41話‐50話

≪免責事項≫

*提供される情報はサンワード証券株式会社(以下弊社)が信頼できると判断した情報源をもとに弊社が作成・表示したものですが、その内容及び情報の正確性、完全性、適時性について、弊社は保証を行なっておらず、また、いかなる責任を持つものでもありません。
*弊社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものであり、投資その他の行動を勧誘するものではありません。
*掲載される株式、債券、為替および商品等金融商品は、企業の活動内容、経済政策や世界情勢などの影響により、その価値を増大または減少することもあり、価値を失う場合があります。この情報に基づいて投資を行った結果、お客様に何らかの損害が発生した場合でも、弊社は、理由のいかんを問わず、責任を負いません。
*投資対象および銘柄の選択、売買価格、掲載内容の判断及び同内容に基づく解釈、契約締結等については、などの投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようにお願いします。

※商品関連市場デリバティブ取引・商品デリバティブ取引及び取引所為替証拠金取引(くりっく365)に関する重要事項についてはこちら(https://www.sunward-t.co.jp/policy/index.html)をご覧ください。