古代から中世に造られたソリドゥス金貨

2021-09-15

みなさんこんにちは(/・ω・)/

本日は、古代から中世に造られた金貨についてご紹介いたします。

 

 

 

 

 

コンスタンチノープル(現イスタンブール)を首都に栄えた東ローマ帝国のお話です。

このビザンツ帝国は、莫大な金を基に金貨を造ったと言われています。

 

 

最初に造ったのはコンスタンティヌス一世。

 

金貨は「ソリドゥス金貨」と呼ばれており、

東ローマでは別名「ノミスマ金貨」と呼ばれていました。

 

 

ノミスマ金貨は古銭を代表する金貨で、良質な金貨の代名詞といわれており、

”中世のドル“として国際貿易の決済に使われていました。

 

 

ノミスマ金貨の純度は95%。

1ノミスマ金貨に4.48グラムの金が含まれていました。

 

その純度は4世紀のコンスタンティヌス大帝の時代から11世紀のニケフォロス三世の時代まで約700年間ほぼ維持されたと言われており、おそらく「世界で最も長期間、使用された金貨」かもしれません。

 

 

 

ノミスマ金貨だけではなく、小さい金貨も鋳造されました。

ノミスマ金貨の半分の金貨を「セミシス」3分の1の金貨を「トレミシス」

 

 

基準金貨より小さな金貨は世界中でよく造られていますが、

3分の1の金貨というのは聞いたことがないほど、珍しいとされていました。

 

 

 

 

その後、ノミスマ金貨は名称を変更しました。

 

8世紀から12世紀までは呼び名が「ノミスマ」に一本化され、

さらに12世紀から13世紀には「ヒュベルペロン」といわれておりました。

 

しかし、徐々に純度を落とし、やがて国際決済にはベネチアの金貨が使われ始め、

ノミスマ金貨は使われなくなったそうです。

 

 

アーカイブ
55話 オリンピックの金メダル

2024-07-03

金の小話 51話‐60話

54話 チャーチルとケインズの金戦争

2024-06-26

金の小話 51話‐60話

53話 黒死病で教会に金が山積み

2024-06-19

金の小話 51話‐60話

52話 江戸時代、金先物相場が出現

2024-06-12

金の小話 51話‐60話

≪免責事項≫

*提供される情報はサンワード証券株式会社(以下弊社)が信頼できると判断した情報源をもとに弊社が作成・表示したものですが、その内容及び情報の正確性、完全性、適時性について、弊社は保証を行なっておらず、また、いかなる責任を持つものでもありません。
*弊社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものであり、投資その他の行動を勧誘するものではありません。
*掲載される株式、債券、為替および商品等金融商品は、企業の活動内容、経済政策や世界情勢などの影響により、その価値を増大または減少することもあり、価値を失う場合があります。この情報に基づいて投資を行った結果、お客様に何らかの損害が発生した場合でも、弊社は、理由のいかんを問わず、責任を負いません。
*投資対象および銘柄の選択、売買価格、掲載内容の判断及び同内容に基づく解釈、契約締結等については、などの投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようにお願いします。

※商品関連市場デリバティブ取引・商品デリバティブ取引及び取引所為替証拠金取引(くりっく365)に関する重要事項についてはこちら(https://www.sunward-t.co.jp/policy/index.html)をご覧ください。