皆さんこんにちは
欧州連合(EU)加盟28カ国のうち、19カ国で導入し、2002年より「ユーロ」という統一通貨を発行しています。
片面は額面ごとに共通の図柄、もう片面は「肖像画」、「建造物」、「動・植物」な各国ごとに異なる図柄が用いられています。
「各国面」のデザインは違っても、
ユーロ圏で使用できる通貨になっています。
欧州を巡り、各国デザインのコインを
集めてみるのも面白いかもしれませんね♪
さて、タイトルにあるフランスで発行されたユーロコイン(金貨)についてです。
1996年頃に発行された通貨のデザインは3種類ありました。
- ドミニク・アングル作の「泉」
- エドウアール・マネ作の「笛を吹く少年」
- オーギュスト・ロダン作の「考える人」
それぞれ、表面にその作品が浮き彫りされています。
大統領や歴史的人物の顔を刻印せず、芸術作品を採用している所が、いかにもフランス的ですね。
額面は「考える人」が500フラン(=75ユーロ)、他は100フラン(=15ユーロ)。
考える人が最も高く、他の金貨とちょっと差がついています。
500フラン貨の場合、品位はスリーナイン(99.9%)で、直径は27ミリ、重量は31.104グラム。発行枚数は各5,000枚。日本でも発売されたが、発売価格は金貨3種セットが32万9600円でした。
現在では1枚約30万円で販売されているため、とても貴重なコインとなっています。