20話 佐渡金山前史

2023-05-03

日本一の金山といわれた佐渡金山。約1600年、関ヶ原の合戦後徳川家のものとなり、

相川金山が開発され、日本一の金山の名をほしいままにしました。だが、佐渡での金の採掘はこの時始まったわけではないと言われています。実は、平安時代から金が採れていたそうです。ここで『今昔物語』に載っているこんな話をご紹介しましょう。

 

「能登の国(今の石川県)に砂鉄を採っていた人がおり、『佐渡で金が採れる』と言っているという話が国司の耳に入ったそうです。そこで、国司が『金を採ってきてほしい』と長(おさ)に頼んだところ『小さな船一艘と食料をくれれば採ってこよう』と長が答え、それを与えると20~30日たって長が袋を持ってき、その中に金が1,000両ほども入っていた」という話やこんな話もありました。

 

「ある時、佐渡でニラを買った人が土を洗ったところから金が見つかったと言われています。そこで、野菜売りに聞いた場所に行ったところ、ニラの植えてあった土からから砂金が採れたそうです。以降、土を渡さなくなった」そうです。

 

これらはすべて砂金で、採れた場所は相川金山のあった三川とは平野を隔てた反対側の西三川だったといわれています。これを見ると、佐渡では相川金山が開発される1000年前から島内の各地で砂金が採れていたということがわかりますね。

 

≪免責事項≫

*提供される情報はサンワード証券株式会社(以下弊社)が信頼できると判断した情報源をもとに弊社が作成・表示したものですが、その内容及び情報の正確性、完全性、適時性について、弊社は保証を行なっておらず、また、いかなる責任を持つものでもありません。
*弊社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものであり、投資その他の行動を勧誘するものではありません。
*掲載される株式、債券、為替および商品等金融商品は、企業の活動内容、経済政策や世界情勢などの影響により、その価値を増大または減少することもあり、価値を失う場合があります。この情報に基づいて投資を行った結果、お客様に何らかの損害が発生した場合でも、弊社は、理由のいかんを問わず、責任を負いません。
*投資対象および銘柄の選択、売買価格、掲載内容の判断及び同内容に基づく解釈、契約締結等については、などの投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようにお願いします。

※商品関連市場デリバティブ取引・商品デリバティブ取引及び取引所為替証拠金取引(くりっく365)に関する重要事項についてはこちら(https://www.sunward-t.co.jp/policy/index.html)をご覧ください。