12話 ブラックマンデーも怖くない

2023-03-08

株式投資をしている人で「ブラックマンデー」という言葉を知らない人はいないでしょう。

1997年10月19日、ニューヨークの株式相場は大暴落しました。

ちょうどこの日が月曜日だったため「ブラックマンデー(暗黒の月曜日)」言われています。

 

 人々の多くは「大恐慌が来る」と真っ青になりましたが、涼しい顔をしていた人々もいました。

それは金投資をしていた人々です。この日、株式相場とは逆にニューヨークの金先物相場は

1トロイオンス481.7ドルと、驚くことに前日より10.1ドルも上昇したのです。

 

 金は、世界の景気がよい時も悪くなる時もよく買われます。

景気がよいと所得が増えた人が「金でも買おうか」と思い至り、金の需要が増え、金価格が上昇します。

金は物価が上昇する時、同じように上昇することが多いため、「インフレ対策」として買う人もいます。

 

一方、景気が悪化すると株式や債券は頼りにならないと考える人が増加するため、

ラストリゾート(最後の拠り所)として金が買われるのです。特に株式が大暴落した時などによく買われます。

ブラックマンデーはまさに、それを実証した形なのです。

 

 ところで、「財産三分法」という言葉があります。

「財産を土地、有価証券、現金と分けておくと、財産保全に役立つ」というものです。

これに「金」を加え「財産四分法」という言葉が出てきたことをご存じでしょうか?

 

もし実践したならば「ブラックマンデーも怖くない」と言えるかもしれませんね。

 

アーカイブ
1話:多い少ない?金の量

2022-12-21

金の小話 1話-10話

7月の値段当てチャレンジ

2022-08-08

お知らせ 金の値段当て

金の値段当てチャレンジ 募集中!!

2022-07-19

金の小話 金貨

金を使って金を採取

2022-05-06

金の小話 金山

≪免責事項≫

*提供される情報はサンワード証券株式会社(以下弊社)が信頼できると判断した情報源をもとに弊社が作成・表示したものですが、その内容及び情報の正確性、完全性、適時性について、弊社は保証を行なっておらず、また、いかなる責任を持つものでもありません。
*弊社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものであり、投資その他の行動を勧誘するものではありません。
*掲載される株式、債券、為替および商品等金融商品は、企業の活動内容、経済政策や世界情勢などの影響により、その価値を増大または減少することもあり、価値を失う場合があります。この情報に基づいて投資を行った結果、お客様に何らかの損害が発生した場合でも、弊社は、理由のいかんを問わず、責任を負いません。
*投資対象および銘柄の選択、売買価格、掲載内容の判断及び同内容に基づく解釈、契約締結等については、などの投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようにお願いします。

※商品関連市場デリバティブ取引・商品デリバティブ取引及び取引所為替証拠金取引(くりっく365)に関する重要事項についてはこちら(https://www.sunward-t.co.jp/policy/index.html)をご覧ください。