皆さんこんにちは
本日は、日本の歴史物語から
金にちなんだお話を紹介いたします。
『金閣寺は本当に金で作られているの?』
室町時代を代表する北山文化。
その象徴が、三代将軍足利義満が住んだ北山殿(
後に鹿苑寺に改称)に造られた金閣寺(正式名称は舎利殿)
だと言われています。
3層の優雅な建物で、日本の伝統的な繊細な技法を取り入れており、
ご存じの通り外壁は見事な金で包まれています。
豪華で美しい金閣寺を見た人は、見惚れてしまうほど。
ここでタイトルの答えですが、
「金閣寺は本当に金(金箔)で作られています。」です。
しかし、すべてが金貼りというわけではありません。
1層目は金貼りではなく、2層目は外観だけ金貼り
3層目は内外とも金貼りという構造となっています。
現在の建物は昭和30年に再建され、
昭和61年に改修されたものになります。
当時、修繕費にかかった金額は7億4,000万円。
外壁に張った金の量は約20キログラムと言われています!!
昭和61年当時、金の価格は1g当たりで2,000円前後ですので、
使用した金の価格は約4,000万円となります。
この金箔の厚さは0.45~0.55ミクロン。
なんと通常の約5倍も使われています。
義満が建てた金額時よりも、現在の方が、豪華なものになっているかもしれませんね(笑)