第二次世界大戦後、日本に進駐軍がきました。制度改革など様々な恩恵をもたらしたが、よいことばかりではなかったそうです。
なんと日本銀行に乗り込み、貯蔵されていた金銀を搾取、つまり強奪したと言われています。1945年10月1日、日本占領後わずか45日のことでした。
この時強奪された金は約113トン(うち日銀の保有分は約92トン)、銀が約2,416トン、プラチナが約3トン。その多くは国民が戦争に勝つために供出されたものでしょう。
それが米軍の手に渡ったと言われています。
この出来事について田中貴金属工業(当時)が出した『ゴールド四代記』にはこう記してあります。「前触れもなく、突然30ミリ砲をつけた3台の戦車に乗り、日本の警官に先導された米兵がピストルを持って、在庫を調べて封印し、そのうち、トラックで運んで行った」
金銀プラチナを合計すると約2,532トン。10トントラック254台分くらいにもなる。
実は「マッカーサーが国民から接収した貴金属は国民に返せ」との指示を出したが、
GHQとの連絡に当たった終戦連絡中央事務局が握りつぶした」との説もあります。
この金がどこに行ったのかは依然として不明になります。
戦後、日本の復興にM資金という闇資金が使われ、
その資金になったとの説もあるそうです。