48話 イギリスの金貨判定

2024-03-20

 試金石を使った金の純度判別法は古代に発見されましたが、中世ヨーロッパでも行われていました。

当時、金貨は種類が多く、純度がはっきりしていませんでした。

その純度の判定を民間に頼っていた国がありました。それがイギリスです。

 

イギリスでは金細工師が王立造幣局の発行する金貨を、試金石を使って「純度の判別」を行っていました。

「12人の金細工師と12人のロンドン市民が審査団を結成、

王立造幣局が発行したばかりの硬貨を公開で判別する」という手法です。

いかにも“商人の国イギリス”らしい。純度の判別を民間に頼る手法は700年以上行われ、

1982年に検査を行ったときはエリザベス女王が出席しました。

 

 もともと、英国は民間の力が強い。それにしても「国の金貨の純度を民間が判別した」というのは驚きです。

金貨は国力が衰えると純度を落とすことが多く、

判別を商人に頼ることは商人がいかに高い信用を保持していたかを表しています。

 

 もっとも、純度の判別はいつも正しかったわけではありません。

イギリスでは金貨の品質が下がったため、金細工師が不正を働いたと判断。

1124年、ヘンリー1世は親方約200人を招集し、その半分の右手を切り落とさせています。

江戸時代、新井白石も鋳造をごまかした金座の商人を遠島に処しています。

金貨のごまかしは洋の東西を問わないようですね。

アーカイブ
2話:日本を救った金先物取引

2022-12-28

金の小話 1話-10話

1話:多い少ない?金の量

2022-12-21

金の小話 1話-10話

7月の値段当てチャレンジ

2022-08-08

お知らせ 金の値段当て

金の値段当てチャレンジ 募集中!!

2022-07-19

金の小話 金貨

≪免責事項≫

*提供される情報はサンワード貿易株式会社(以下弊社)が信頼できると判断した情報源をもとに弊社が作成・表示したものですが、その内容及び情報の正確性、完全性、適時性について、弊社は保証を行なっておらず、また、いかなる責任を持つものでもありません。
*弊社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものであり、投資その他の行動を勧誘するものではありません。
*掲載される株式、債券、為替および商品等金融商品は、企業の活動内容、経済政策や世界情勢などの影響により、その価値を増大または減少することもあり、価値を失う場合があります。この情報に基づいて投資を行った結果、お客様に何らかの損害が発生した場合でも、弊社は、理由のいかんを問わず、責任を負いません。
*投資対象および銘柄の選択、売買価格、掲載内容の判断及び同内容に基づく解釈、契約締結等については、などの投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようにお願いします。

※商品関連市場デリバティブ取引・商品デリバティブ取引及び取引所為替証拠金取引(くりっく365)に関する重要事項についてはこちら(https://www.sunward-t.co.jp/policy/index.html)をご覧ください。